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活動報告

2020年 IIDA Japan Chapter 主催 「2人のトレンド分析者が解説する2020-21年のインテリア」海外見本市に見るインテリア最新報告セミナー レポート(2020.3.1)

IIDAの恒例となっておりますトレンドセミナー。今年はIIDAプロフェショナルメンバーの長年のトレンドウォッチャーであります細井絵理子さんと、高田真由美さん2名の絶妙なコンビネーションによる解説が行われました。

まず、細井さんによる、「社会背景とライフスタイルキーワードの変遷」の解説。近年、持続可能な開発目標として謳われているSDGsなど2020年のトレンドを見るうえで重要なキーワードが、実は20年前からどのような変遷を経てきているか、また当初から真摯にその問題に取り組んでいるブラントはどこか、など、また、グローバリゼーションの時代に個人が求めることは何かなど、次の高田さんの解説にもつながる貴重なお話が伺えました。

そして、高田さんによる、「Heimtextil Trend」の解説。今、この時代性をドイツのハイムはどう捉えているのか。世界中のトレンドウォッチャーが注目の内容を、大枠から細部へと解説を進めていかれます。
ハイムテキスタイルのテーマ「Where I belong」その根底に流れていることは?それから派生するデザインキーワードが5つ。その5つに貫かれる重要なデザインキーワード。それは、私たちがインテリアデザインをする上でも、心に止めておきたいキーワードでした。

その後、細井さんによる、「Maison&Objet Trend&What‘sNew!」の解説。
時代により、展示方法、見せ方を変化させていくこの見本市も、毎年多くのトレンドウォッチャー、デザイナー、バイヤーが訪れます。
今年のキーワードは「RE GENERATION!」10年先のメインターゲットとなる、今の20代、30代、「GENERATION Y、Z」の消費行動の分析は大変興味深くこれからの社会を考えての商品とは何か、若い層の商品開発にも役立ちそうなお話でした。

続いて、お二人のトークセッションで行われた「Trend Influence」
会場で多くみられた色は何色か、どのような機能性素材が注目されているのか、どんな素材が注目されているのか、など、私たちデザイナーにとって、重要な情報がいっぱいでした。

二人のトレンドウォッチャーが見た、二つの見本市では、重なりあう部分も多かったです。そこが、これからのデザイン、商品開発に活かされ、きっとこれから実際のトレンドを作っていくのではないでしょうか。

そして最後に、会場を提供してくださった「TECIDO」さんの報告。魅力的な商材を扱っているTECIDOさんならではの目線でした。

大変、盛りだくさんの内容で、来場された方は、きっと、デザイントレンド知識の引き出しを、いっぱいにされたことと思います。
お二人は、多方面でご活躍ですが、高田さんは、このセミナー以降も、各地でトレンド解説を予定されておりますので、ご興味のある方は、是非、受講していただきまして、お仕事に活かしていただけたらと思います。

高田さん、セミナーご案内はこちらから→http://www.ailescreation.co.jp/event.html

レポート:牛尾 / 写真:細井 高田 藁谷

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