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活動報告

イームズを愛でる会のお茶会イベント 6月24日開催(2017.8.1)

ハーマンミラーで長くデザイナーとして活躍したチャールズとレイのイームズ夫妻は、ゲストとホストの関係をもっとも大切にしていました。1951年には、チャーリー・チャップリンやイサム・ノグチなどを招いて、イームズハウスでお茶会を行ったこともあります。

このたび、IIDA理事丹羽ちせ子さんから、ハーマンミラーのショールームの一角でお茶会を開いては、というご提案をいただきました。それが発展しハーマンミラーの正規販売店のVANILLA宇都宮のオーナー田中さんのご紹介により、栃木県鹿沼市の古民家「久我の庄」で、お茶会を開くことになりました。

古民家には、田中氏が所有するヴィンテージのイームズ家具を使って、しつらえ全般は丹羽さんにつくっていただきました。当日のお茶会のために、日本伝統の和紙や生地、マハラム社のファブリックで作られたクッション、モバイル和空間Cha no maなどお茶会に賛同してくださる協力者のかたがたのご好意によってご提供いただき、インスピレーション溢れる空間ができました。

IIDAのメンバーの皆様をはじめ、ハーマンミラーのお客様であるインテリアデザイナー、コーディネーターの方々合計53名に参加していただきました。梅雨の最中でお天気が懸念されましたが、当日は晴天で汗ばむくらいのよい天気に恵まれました。

丹羽さんの読みどおり、イームズやネルソンのアメリカのミッドセンチュリーデザインが古い伝統的な日本家屋に完全にマッチし、それは私どもハ-マンミラー社員にとっても新鮮な発見でした。

主席のご亭主は丹羽さん。1951年にイームズ夫妻の依頼で亭主をされた松本宗静先生のお弟子さんにあたることが発覚。こんなご縁もあったのですね、という話になりました。古民家に入ったところから参加者によるこのお茶席の謎解きがはじまります。テーマは一日限りのお茶室となった「久我の庄」改め「由良平庵」が示すように、「ゆらゆら、ひらひらするもの」でした。ゆらゆら、ひらひらするものが室内のしつらえのいたるところにあり、参加者の方々も大変興奮して謎解きに取り組まれ、室内の装飾をじっくり見ていただきました。謎解きの正解者にはマハラム社のこれもまたゆらゆらのパターンのクッションをプレゼントしました。

ハーマンミラー社からは、松崎社長夫妻が、次席の小間で日光の氷柱を使って夏らしい趣向を凝らしたお手前をいたした他、1日のツアー全般にわたって、ホスト役に専念いたしました。

お茶会の後、フランク・ロイド・ライトなどの建築家が好んで使用した大谷石の採掘場跡の見学、バニラ宇都宮店を訪問して開催中のFully Nelson展を見学し、お楽しみ満載の1日となりました。

このイベントを思い出深い1日にしていただきました丹羽さんをはじめ、IIDAのメンバーの皆様にはこの場をお借りして深く感謝申し上げます。

Special Thanks to
Vanilla 宇都宮、SOZAI Material Editions, 株式会社 和紙来歩,
竹又 中川竹材店, 山下順三(SPACE MAGIC MON Co.,)

ハーマンミラージャパン(株)
佐々木陽子

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