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  3. vol.7 F邸 第3回〜ハワイの風薫る都会の家

会員のお仕事

Designer’s House / Designer’s Project
デザイナーの住まい・仕事 vol.7

ハワイの風薫る都会の家  F邸 第3回

IIDA Japan Chapterメンバーの住まいや手がけた物件を紹介するDesigner’s House/Designer’s Project。
第7回目は、都会にありながらハワイのコンドミニアムにいるような錯覚を覚える素敵なインテリアが魅力のF邸をご紹介します。

text & photographs: Eriko Hosoi
photographs : Keiko Ushiyama

マンションの2階にありながら、芝生とツツジが植栽されたテラスがある家。国内外のインテリアファブリックスを多数扱うメーカーにお務めのFさん。ファブリックのプロが自宅に選んだその素材とは? 今回はFさん邸を3回にわたってご紹介致します。

麻の魅力

ファブリックメーカーにお務めのFさんのご自宅のカーテンやクッションカバー、これらは全て麻素材のものでした。インテリアの仕事を始めてから麻の魅力にはまったと言うFさん。もともと天然素材は好きだったそうですが、麻素材が持つ「光らないところ」「手をいれてないところ」が大好きなのだそうです。リビングのカーテンは窓が大きいこともあり、かなりの分量の生地を使用しています。その分湿度や乾燥で伸縮する麻素材の特徴を考慮し、わざと天井高より長く丈を取り、床にたっぷりとつくようなスタイルにしています。また大小さまざまなクッションもリビングの良いアクセントになっています。

リネン素材の他にも籐製のランチョンマットや畳面で作ったiPadカバー、パウダールームにさりげなくおかれたソープディッシュや小物入れなど、自然素材で作られたものが数多くありました。それらはとても自然にさりげなく置かれ、すべての空間を肩の凝らない、とてもリラックス出来る場所に仕上げる良きスパイスになっています。

訪れた人を思わず笑顔にしてくれる、そんな心地よさとリラックス感が漂う空間は、ご夫婦の人柄がそのまま表れており、都会の喧噪を忘れさせてくれる都会の中のリゾートのような住まいです。











麻素材のカーテンやクッション、ベッドリネン






自然素材を使った小物たち






取材時に頂いたおもてなしのランチ 美味!
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