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from IIDA Japan Chapter

from President 2010

From President(2010.12.1)

今年も一年を振り返る頃になりました。都心の樹々が紅葉に染まり 街には美しいイルミネーションが溢れ、心はずむ季節ですね。 風邪を引きやすい時期ですが、皆様には如何がおすごしでいらっしゃいますか。

我家の茶道のお稽古では例年師走の掛物として決まって大津絵の「鬼やらい」をかけます、古代、悪鬼を払う為に大晦日に宮廷を中心に行われていた追儺(ついな)儀式に起源する「鬼やらい」は疫 病や災害を払う行事です。その後、中世になって「豆まき」になっ たと聞きます。
今年の流行語大賞の中に「無縁社会」がありました。私の子供の頃 は家族も、隣近所も学校も無縁とはほど遠い濃密な絆があり、時にはうるさく面倒なこともありましたが、その絆が私達を育ててくれたと思っています、今生かされているご縁は何物にも代え難い宝と肝に命じています。

IIDAも今期、3回セミナーを開くことが出来ました。サァラ麻布、アイルロポダ、マナトレーディング、各企業のご協力により大変充実した内容で大勢ゲストの方々が御参加下さいました。

IIDAを通じて知り合い、新しい知識や情報を交換する、来年も無縁社会とは逆の有縁に恵まれた活動の出会いを作っていきたいと考えております。

年末に向けて忙しい日々が続きますが、皆様 体調管理に気をつけて2010年を乗り切りましょう!

辛卯2011年はみんなで日本を元気にいたしましょう!皆様のお陰で無事に今年を終わらせることができそうです。
本当に有難うございました、心から感謝をいたします。
少し早いご挨拶ですが皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
『本年無事芽出度千秋楽』  皆様に感謝をこめて・・・

IIDA Japan Chapter President 高山典子

From President(2010.11.1)

十一月は霜月、朝夕に冬の到来を感じます。そろそろ来年の手帳 を買う季節になりましたね、皆様、いかがお過ごしでいらっしゃい ますか。

今月は“お酉様”です、わが社も実父からの習わしで会社創立以来 毎年“浅草 鷲神社”に奉納提灯をさせていただいております。賑やかな熊手が神社を埋め尽くす風景はTVでお馴染みですよね。ちなみに神社から頂く熊手は“かっこめ”といいます、商売繁盛の ご利益がありそうでぴったりのネーミングですよね。長い不況の中 何とか30年以上も会社を続けてこられたことは「鷲神社」のご利益とかたく信じております。

茶道では風炉を閉じて炉を開けます。炉開きは旧暦の十月亥の日に開けるとよいといわれます、「柚子の色ずく頃・・」と利休は申しました。「炉開き」は茶人のお正月といわれ、年中行事のメーンイベントです。
「茶壷道中」で知られる通り、古来 お茶は将軍様に献 上される程 貴重で高貴なものでした。しつらえの決まり事も多く、しきたりの少なくなった現代では身の引き締まる行事です。

IIDAの今月も素晴らしいセミナーを企画いたしました。
ご案内はHPに掲載されております、ご友人、お友達などお誘い合 わせの上、是非御参加いただきますようお願い申し上げます。 新しい出会い、懐かしい出会い、すべての出会いに感謝しましょう!

月が美しく冴える夜は“月光浴”しませんか・・・ 私の大好きな季節のはじまりです。

IIDA Japan Chapter President 高山典子

From President(2010.10.1)

「暑さ寒さも彼岸まで」昔からの言い伝えとおり、厳しい残暑から、 一気に晩秋のような肌寒さ、日本中が美しい色に染まる季節です。 皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

10月に入りますと、茶道では「中置き」という手前になります。日に日に深まる秋の気配を楽しむ趣向で、静かでほっこりとしたひとときは、暑さに疲れた体に清々しさが染みわたる気がいたします。

近頃、日本の根本が崩れるようなニュースが毎日報道されております、真面目な日本人はどこにいってしまったのでしょうか・・・ 「要領の良さ」を良しとする風潮が多すぎる気がします、愚直を笑ってはいけません。
私たち大人は未来ある若者たちにどのようにバトンを繋げていくのか、大きな課題です。

IIDAもいよいよ今月から本年度のセミナーが始まります。新しい知識をおぼえましょう!新しい出会いをつくりましょう!

IIDAのHPには沢山の情報をのせておりますので頻繁に御覧いただき、セミナーなどイベントにはお友達などお誘い合わせの上、是非 御参加いただきますようお願い申し上げます。

企業の方々の御協力をいただき、Challengeを合い言葉に皆様との 交流を深めて参りたいと存じます。

IIDA Japan Chapter President 高山典子

2010年度 IIDA japan Chapter プレジデントからのご挨拶(2010.9.1)

“秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にもおどろかれぬる”

台風一過、ようやく秋の気配が感じられる頃になりました。皆様、如何がお過ごしでしょうか。
九月九日は五節句の一つ、「重陽の節句」でしたね。今年はまだまだ猛暑の盛りでしたが、故事にちなんで、床の間には菊の花と、銘「着綿」のお菓子で茶道のお稽古を楽しみました。着綿(きせわた)とは、陰暦九月九日、重陽の日に菊の花に真綿を被せ て一晩夜露・朝露をしみ込ませ、明くる日その綿で顔、身体を拭うと、 菊の精で美しく、長寿になるとの言い伝えがあります。
二十日からは秋のお彼岸の入り、「暑さ寒さも彼岸まで」とか・・・
いよいよ2010年度のIIDAもキックオフしました! 10月には第一回のセミナーが開かれます、皆様 お楽しみに・・・

【年間テーマ】交流・発信・チャレンジ

2010年度のIIDA日本支部は、昨年度の目標に新たに「チャレンジ」を加え、更なる飛躍を目指します。

  • インテリア・デザイナーやコーディネーターの職能をより多くの人に見て触れて体験してもらうことで認知度や地位向上を目指します。
  • 日本国内のインテリア関連団体、各協会との意見交換や活動協力に向け、働きかけを行います。
  • 国際インテリアデザイナー協会だからこそ出来る、国際的な活躍の場や情報の提供に務めます。
    (IIDA本部主催のコンペティション情報の発信や参加サポートなど)
  • NCSC活動の継続/2011年6月アメリカシカゴ開催のNeoConでのセミナー実施を目指します。

これらの活動は短い期間で達成出来るものではありませんが、2010年度をスタートの年と位置づけ、会員の皆様と共に新しいチャレンジが出来ることを願っています。皆様のご意見やプロジェクトへの参加をお待ちしています!

IIDA Japan Chapter President 高山典子

From President(2010.8.1)

毎日お暑うございます!(笑)。もう笑うしかない!というくらい汗だらだらの暑い日が続いていますが、皆様お元気でいらっしゃいますか?

先月28日に2009年度のIIDA日本支部の総会と懇親会を目白にあるギャラリー鶉にて開催いたしました。“涼に遊ぶ”と題した今回。ボードメンバー全員が準備に時間をかけ、盆手前のお茶席とお食事、着物やゆかたでお出迎えを致しました。少しエアコンの効きが悪かったのですが、池のあるお庭には心地よい風も吹き、久々に会うメンバーとも会話が弾んだようで、暑い夏の夜、皆さんに楽しんでいただけたようです。今回参加されなかった皆様、次回またこのように集まれる機会には是非ご参加下さい。

早いもので私がプレジデントという大役をさせていただいて、丸2年となりました。この2年で得たもの、感じたことは先月のこのページで書かせていただきましたので今回は皆様に感謝の言葉を。至らぬ点もあったと思いますが、皆様のご協力とご理解があってこその2年だったと感謝しています。ありがとうございました。そして、IIDA日本支部のボードメンバーとして共に頑張ってきたメンバーともしばしの別れ。そう思うと淋しいですし、いろいろなことを思い出すと感慨深いものがあります。みんなありがとう!!!

次期ボードメンバーには昨年入会された平野正子さんが加わって下さることになりました。2年目に入るメンバーと共に頑張って下さると思います。よろしくお願い致します。
そして次期プレジデントについて。。。残念ながら次期プレジデントについては現在も交渉中で(というか振られまくりで(泣))まだ発表出来ません。これも私の不徳の致すところでして、会員の皆様には申し訳ないのですが、あと少し時間を下さい。出来るだけ早く発表出来るようにしたいと思います。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

From President(2010.7.1)

日に日に熱を帯びていく空気に本格的な夏の訪れを感じる今日この頃。早いものでもう7月。今年も折り返し地点を過ぎあと半年となりました。皆様にとって、この半年はどんな日々だったでしょうか?

去る6月23日に行われましたフラワーデザイナー前谷裕一氏(AND ONE)のセミナー、お越しいただいた方には前谷氏の素晴らしい言葉の数々をお聞き頂くことが出来たと思います。多くのイベントやホテル、有名メゾンとのお仕事を展開されている前谷氏だからこそ、その言葉には説得力があり、特に「自分のセンスを100%正しいと考えてはいけない」という言葉にはハッとさせられました。近くレポートもアップされると思いますので、参加出来なかった方は是非そちらをご覧下さい。

IIDA日本支部のプレジデントに就任してもうすぐ丸2年。長かったような短かったような、いや長かったような。。。(笑) 何年かぶりにボードメンバーに戻って活動したこの月日は、日々の仕事や生活の中だけでは経験出来なかったであろうことの連続でした。フリーランスで仕事をして長いので1人で考え動く習慣が出来上がってしまっているのですが、大きな目標に向かって仲間と考え、迷い、作業することの面白さと難しさを久しぶりに体験し、損得を考えずに何かをやり遂げることの楽しさを改めて知ることが出来たように思います。そして一番の収穫は人との縁。IIDAの活動を通して多くの方と出会いました。このことがこの2年間で得られた最高のご褒美だったように思います。

至らぬ点もあったと思いますが、IIDA日本支部にとっての先への一歩に貢献出来たことにホッと一息つきながら、今は次のステップへのバトンタッチがスムーズにいくよう最後の一踏ん張りをしています。さてどうなる?!近く皆様にご報告出来るよう頑張ります!

さあ、次は総会です。今回は新たな趣向をボードメンバーと共に準備中。是非ご参加下さい。

2009年度総会&懇親会“涼に遊ぶ”のおしらせ(7/28開催)

今年は“涼に遊ぶ”と題して、現代のライフスタイルで楽しめる「お茶」のしつらえともてなしについてのデモンストレーションを行います。もちろん懇親会もあります。また、CEUポイントの表彰もありますので、皆様是非、ご出席下さい。詳しい内容はメールマガジンやブログで順次お知らせしていきます。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

From President(2010.6.1)

木々の緑もようやく深まり、湿気を帯びた空気がその緑をより深いものに見せてくれています。梅雨の訪れを間近に感じさせる、むせぶような空気には正直、少しげんなりしますが、これも日本の四季には欠かせない潤いの時期と思えば何とかやり過ごせそうです。この潤いがお肌に直接染み渡ってくれればいうこと無いのですが。。。

さて、IIDAのホームページがリニューアルしてはや一ヶ月。みなさまのご感想やご意見をお寄せ頂ければと思います。また、Web上でお知らせしたいイベントや活動などありましたら、こちらまでお知らせ頂きご相談頂ければと思います。

2010年度LSP第1回セミナー『和のデザイン「旅館」』開催(6/16)

昨年来様々な場所で発表させていただいたNCSC 2009「Ryokan」セミナーを名古屋でさせていただくことが正式に決定いたしました。今回はLSP研究会東海支部からのご依頼を受け、NCSCメンバーから武山豊子さんと私、細井絵理子が出席し、講演させていただきます。LSP会員の方が受講するセミナーではありますが、もし、参加を希望される方がいらっしゃいましたら、細井までご連絡下さい。先方に問い合せ、確認ご連絡いたします。
尚、定員に限りがありますので、既に一杯の場合はその旨ご了承下さい。

フラワーデザイナー前谷裕一氏(AND ONE)のセミナー開催(6/23)

世界的に活躍するフラワーデザイナー前谷裕一氏をお招きして空間と花の世界についてお話ししていただく予定です。空間デザイナーとしての顔も持つ、前谷氏の多彩なデザイン世界に触れる貴重なセミナーになることでしょう。お見逃し無く!

詳しくはこちらから。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

From President(2010.5.1)

新緑の淡い緑が木々を覆い、暖かい日差しとさわやかな風が心地よい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

IIDA Japan Chapter Webリニューアル
コンセプトは『コミュニケーション力の強化』と『IIDAからの発信』

さて、今月からいよいよIIDA日本支部のwebページがリニューアルされ、より多くの方達にも見ていただけるオープンなサイトへと変わりました。皆様、いかがでしょうか?

今回のリニューアルにはコンセプトが2つあります。一つは『コミュニケーション力の強化』。会員間の相互コミュニケーションに役立つページや素早い情報発信を実現する工夫としてブログを利用したページを設置しました。2つ目のコンセプトは『IIDAからの発信』。今年度の日本支部の年間テーマでもある『IIDAからの発信』をオープンなサイトにすることで実現しました。今までIIDAのことを知らなかった業界の方、一般の方にも知っていただけるよう、これまでメンバーシップサイトでのみ閲覧が可能だったコンテンツも自由に見ていただけるようにしました。そして以前より告知して参りました会員をご紹介するメンバーリストページや会員の住まいや仕事を紹介する特集ページも新たにスタート。将来は会員の皆様にとってお仕事にも繋げていただけるサイトへと進化させていきたいと考えていますので、是非、ご協力をお願いいたします。

今回のリニューアルはまだ進行形。手直しや修正が必要な箇所もあると思います。会員の皆様の率直なご意見やご要望を伺いながら、より進化をさせて役に立つサイトにしていきたいと考えております。ご意見がございましたら、是非こちらまでご連絡下さい。

NCSC 2010 栃木視察

3月の京都視察に続いて4月は栃木視察に行って参りました。

その昔、日光東照宮の創建のために全国から集められた腕の良い職人達。彼らが住み始めたところから今に繋がるという建具や組子の職人さんが多く集まる栃木県鹿沼市にIIDA会員でNCSCメンバーの武山豊子さんと訪ねました。木曽檜を接着剤や金物を一切使うことなく組上げる美しくも繊細な組子の魅力を再発見する貴重な時間となりました。地元の方々をご紹介下さりました湯島アートの一色さんにこの場を借りて御礼申し上げます。そして、NCSC 2009の旅館セミナーでもご協力頂いた二期倶楽部本館(にき倶楽部1986)のリニューアル・プレオープンイベントにも参加。『野に遊ぶ』と題された大茶会は私のように茶道のいろはを知らないものでも楽しめる工夫に富んだ6席が供され、那須高原の自然の中を散策しながら楽しめる趣向になっていました。山からの吹き下ろしの風が冷たい少し残念な空模様ではありましたが、リニューアルをプロデュースされた甘露寺芳子さんともたっぷりお話しさせていただけるなど、大変有意義な小旅行となりました。この視察については近くNCSCのレポートでご報告いたします。

このようにIIDAの活動を通して、様々なモノ、人、地域に出会い、いつの間にか狭くなっていた視野が広がってきたように感じます。そしてそれが新しいデザインの着想にも繋がり、今はそんな発見の日々を楽しんでいます。IIDAにはNCSCアイサークルBook Driveなど、自由に参加出来るフォーラムやコミッティがいくつもあります。是非、このWebサイトを通じて参加されていなかったメンバーの方にもご参加頂ければと思います。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

From President(2010.4.1)

暖かい日と肌寒い日が交互にやってくる不安定な春の空の下、桜もようやく咲きそろった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

先月はIIDA NCSCメンバーと共に京都視察に出かけ、桂離宮、修学院離宮の見学、京都の伝統を今に引き継ぐ老舗旅館や京唐紙、漆の工房、金物や西陣織の問屋さんを訪ねました。これまで、観光として、仕事の出張先として京都を訪れた事は何度もありましたが、今回の旅ではこれまで触れることのできなかった「京都人」のモノに対するこだわりと愛情を直接知る機会となりました。
そこで気づかされた事は、いかに普段の私たちがモノへのこだわり、愛おしみをなくしてしまっているかという事。環境だ、エコだと口にしながらも結局は市場原理に押し流され、効率優先の安易なモノ作りや提案をしてきたのではないかと反省も。。。日本の素材を知る事からはじめた今回のプロジェクトは、前回の旅館以上にデザインをする私たちに様々な事を気づかせ、教えてくれる、そんな取り組みになりそうです。京都視察の模様は、何らかの形で他の会員の皆さんにもお伝えしていきたいと考えていますので、少しお待ち下さい。

NCSC 2009 RYOKANセミナーのその後

去る3月18日、イギリス大使館のNew Hallにて日英婦人の文化交流会「エリザベス会」主催のもと、昨年アメリカで行ったIIDA日本支部の “RYOKAN ― Japanese Hospitality Design Now”セミナーが開催されました。スピーカ-2人のウィットに富んだ語りと多くの美しいビジュアルは、会場に集まった約80名の笑いと感嘆を誘いました。アメリカでのセミナー時とは違う場面でのリアクションにこれがアメリカ人とイギリス人の違いなのかしら?と少し驚く場面もありました。
日本人の美意識の高さをこのセミナーを通して改めて発信出来た事に、今回の機会を作って下さったIIDAメンバーの角田嘉代子さんに改めて御礼申し上げます。

そして、次の発表の場は、5月12日に行われる神奈川県インテリアコーディネーター協会の総会です。現在、上記協会の会長を務め、IIDAメンバーでもある吉本眞理子さんからご依頼頂きました。この件につきましては、また、別途ご報告したいと思います。

新会員紹介

昨年末、入会手続きをとられた3名の新会員をこの場を借りてご紹介いたします。

岡田里香さん(大阪府)

松浦里美さん(東京都)

小森美香さん(東京都)

3名とも入会早々NCSC 2010メンバーに加わり、先月の京都視察や2月の福井視察に参加されました。
今後ともよろしくお願いいたします。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

From President(2010.3.1)

少しずつ暖かな日が増えてきました。皆様いかがお過ごしですか?

今月はIIDAの企画が目白押しです。
まず、最初に3月10日にペクレール・パリの最新トレンドブックセミナーを開催いたします。ライフスタイル価値観の変化、デザインの行方を感じ取れるセミナーは他ではなかなか聞くことの出来ない内容です。お申し込みがまだな方はこちらからどうぞ!

3月18日には昨年、アメリカ・シカゴのNeoConにて行ったセミナー「RYOKAN - Japanese Hospitality Design Now」を英語版最新バージョンで行います。場所はイギリス大使館内のNew Hall。英国人と日本人の文化交流を目的とした婦人会「エリザベス会」の主催で行われます。今回このような機会を得ましたのは、エリザベス会のメンバーでもあり、NeoConではスピーカーも務められたIIDAメンバーの角田嘉代子さんのご紹介によるものです。IIDA会員は今回特別にゲストとしての参加が可能になりましたので、お見逃し無く。

そして3月31日には約1年振りの開催となるアイサークルの第2回合同フォーラムを開催いたします。今回は最初に1月のMaison & Objet Parisツアー報告を行い、そのあと、お食事をしながら会員同士がディスカッション出来る場を設けます。昨年も大いに盛り上がったこのフォーラム。普段なかなか接点の無い会員同士が気軽に楽しくお話し出来る良い機会です。特に新会員の方は、是非この機会に他のメンバーとの親交を深めていただければと思います。

NCSC2010の活動もメンバーがそれぞれ全国を飛び回ってリサーチをし、その活動内容も充実してきました。こちらも進捗状況をレポートして参りますので、是非、ご一読下さい。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

From President(2010.2.1)

今月はパリの空の下からこの原稿をお送りします。

「百聞は一見に如かず」

IIDA日本支部企画のパリ・Maison & Objet視察ツアーに参加し、初日はコルビジェが設計をした建築物の見学からスタート。救世軍本部とブラジル学生会館、スイス学生会館を見学しました。カメラのファインダー越しに広がるその世界はまさにコルビジェ・マジック。目の錯覚かと思わせる微妙な曲線や傾斜を「ゆがみ」ではなく「美」に変えてしまうその空間造形力とバランス感覚は、その場に実際に身を置いてはじめて体感出来るものだと改めて実感しました。世界的に有名なサヴォワ邸などと違い、建物の外観ぐらいしか写真で見た事が無かったこれらの建物は、正直、大きな期待は抱いていなかったのですが、まさに百聞は一見に如かず。とても良いものを見ることが出来ました。何事も自分の目で確かめなければわからないものです。これからも億劫がらずに出来るだけ自分の足で現場に赴き、その目で物事を見つめていきたいと改めて思いました。

来月にはNCSCのメンバーと共に京都視察をする予定です。ここでもきっと新しい発見があることでしょう。日本の素材をテーマにこれからどんな出会いがあるのか今からワクワクしています。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

From President(2010.1.1)

新年、あけましておめでとうございます。

皆様いよいよお元気でお過ごしとのこと、お喜び申し上げます。
また、いつも一方ならぬお力添えにあずかり、誠にありがとうございます。

気がつけば、2000年代に入って早くも10年が過ぎ、一区切りとなる年を迎えました。そして、私がIIDAに入会してからも丸10年が過ぎました。入会当時、素敵な先輩や同輩との新しく楽しい出会いが嬉しいばかりで、正直、自分がプレジデントを務めている姿など想像すらしていませんでした。それが、今こうして、このページの原稿を書いている私がいる…。何とも不思議で、時の流れを実感いたします。

昨年は多くのメンバーの努力のもと、新しい試みがスタートし幾つかの成果を生むことができました。この場を借りて御礼申し上げます。そして、その成果は次の新しい“きっかけ”を生み、進化する兆しを見せています。
“まずは、行動すること” 小さな力しか持たなくても、勇気を出して一歩踏み出せば様々なことが動きだし、大きなうねりになり得る。そんな期待と希望をIIDAの活動を通して改めて知ることが出来たように思います。

ちょうど1年前にこのページで私はこう書きました。
「世間ではこの寒空と同じように、厳しい状況が続いておりますが、後退や停滞を続けることがこの状況を変えるきっかけになるとは思いません。こういう時だからこそ、前に踏み出す勇気と決断も必要と考えます。元気のないインテリア業界に新しい風が吹くきっかけになればという思いからも、会員の皆さんと共にこの会が「活動する」会として更なる進化を遂げられたらと、、、
気持ちも新たに新年を迎えております。 是非ご一緒に、元気に、そして楽しくいきましょう!」

今年も同じようにこの言葉を記して、年初の挨拶に換えたいと思います。

IIDA Japan Chapter President 細井絵理子

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