1. IIDA top >
  2. 活動報告 >
  3. 2014年 >
  4. 2014年・秋 IIDA Japan Chapter Seminarのご報告-愛ある「カスタマイズ賃貸」-青木純氏を迎えて

活動報告

2014年・秋 IIDA Japan Chapter Seminarのご報告
-愛ある「カスタマイズ賃貸」-青木純氏を迎えて(2014.12.1)

職業=大家

街の面接者という自己紹介から始まり、簡潔な言葉でインパクトのある語りがあっという間に会場を引き込んでいました。

<ロイヤルアネックス>

はじめに取り組んだのは、カスタムメイド賃貸。
賃貸で自分らしくカスタマイズ出来たら買わなくても楽しくなるのではないか?
好きな壁紙を選んでもらったところからスタート。
そして、行列が出来る賃貸マンションとなりました。
引き継いだ時には、空室率30%だった物件が模型やパースで入居をアピールする方も現れるようになったそうです。
しくみをつくるだけでなく、大家=青木さんは、一緒に作って行くプロセスを楽しみ、住まい手のこだわりとセンスを引き出しました。

<青豆ハウス>

住む人と集まる人が一緒に育てる共同住宅<青豆ハウス>をオープン。
“青豆ハウス”は、完成前に満室となりました。
青豆ハウスの外観スケッチを見ただけで、住みたいと思った方は多いと思います。
世帯間の開放感、そして、街へ、空へと開け放たれています。
この開放感が人との交流の土台となり治安と秩序を生み出すと感じました。
脳裏に浮かんだのは、家を留守にする時に鍵をかけなかった頃のやさしさにあふれた古き時代です。
青木さんは、長屋文化にたとえて紹介してくれました。


スティー・ブジョブズのようなプレゼンと
すべてのデザイン(コンセプト、ネーミングとロゴ、コピーやフレーズ、そして写真や動画)は、
完成度が高く、説得力があります。

なにより、体験のデザインは、
青木さんでなければ出来ないものと感じました。
それは、やはり“愛”なのかもしれません。

“デザイン”の需要は高い。
価値あるデザイナーが求められており、私達は、もっと知恵をつかったデザイン活動をすべきと教えられた気がします。

有城貞子

INDEXに戻る

ページ上部に戻る